代表インタビュー

吉井製作所 代表 吉井 聡

インタビュー

--- Q 会社の生い立ちと今
少数精鋭の職人集団です。

当社は今年で43年目になります。父が1971年に三鷹で創業して、 私が2代目として引き継いで15年くらいですかね。最初は父1人でスタートした会社ですが、現在は15人の社員でやっています。 決して規模の大きな会社ではありませんが、少数精鋭でクオリティーを重視して精密機械部品の製作にあたっています。

--- Q 業界の昔と今
最後に品質を決めるのは職人です。
20年前は、マシニングセンターも幅広く普及しているわけではありませんでしたが、その後、機械・工具の進歩があって、つくり方もスピードも大きく変わってきました。それまでは職人の腕一つだった作業も、機械がカバーする時代になった。今は設備があれば、ある程度のことはできるようになっています。
ただ、どれだけ設備機器が進化しても、本質は見失いたくないと思っています。どういうことかと言うと、やはりこの仕事は「職人の腕」にかかっているということです。もちろん性能の高い設備機器は導入していますが、最後の最後のところで品質を決めるのは職人の技なんです。設備を利用するのは大切ですが、依存してはいけない。だから、当社は職人を大切にしていますし、職人の育成に力を入れています。
--- Q 吉井製作所のアドバンテージ
職人の経験が活かされる仕事に強みがあります。

ものづくりって結局、機械だけでやりきることはできません。精密機械部品ともなればなおさらで、薄いものや削り込んでいくなかで変形するリスクがあるものは、職人の経験が物を言うわけです。

ただ機械で削れば形になるようなものや、スイッチを押せば加工できるものは、どこに頼んでも同じです。ですが、金属は生き物ですから、熱で歪んだり、分子が動くことで曲がったりする。これを、いかに読んで加工するかは、職人の経験にかかっているんです。ねじれたり、歪んだりする可能性があるものは、工夫やアイデアを入れて加工しなければいけません。こういった職人の技術が発揮される仕事に対応できるのは、当社の存在価値だと自負しています。

--- Q コストダウンのニーズに応えるために
ご要望に応えられる製品を適正価格で。
当社は、「お客様のニーズを叶える製品を適正価格で」という指針で仕事に取り組んでいます。こういう時代ですから、「安く」というニーズはありますが、そのなかで品質や対応力で勝負できる会社でありたいと思っています。
当社の特徴として、加工からユニット組立まで一貫して対応できる生産体制があります。トータルで対応をすることでコストダウンにもつながりますし、前工程・後工程が密に連携することでクオリティーも上がります。この生産体制は、お客様にもメリットを感じていただけると思います。
--- Q 品質面でのこだわり
精度が高いだけでなく美しい製品を。
当社は古くから、真空装置を扱う理化学機器メーカーさんとお取引させていただいております。理化学機器メーカーの案件というのは、精度が高さだけでなく、見た目の美しさも求められます。そういった案件を数多く手がけていますから、仕上がりはどのお客様から褒めていただけますね。
測定器に関しては3次元のものを導入していますから、3次元測定器で測れる範囲の製品なら、ある程度、性能は保証できます。もちろん、3次元測定器も100%ではありませんから、すべての製品に測定値を付けて出すことはできませんが、ご要望に応じて検査表はお出ししています。
--- Q 短納期のニーズに応えるために
少人数だからこその臨機応変な対応。

既存のお客様からは、「短納期で対応してくれる会社だ」という評価はいただいています。 すべてに対応できるわけではありませんが、納期のご要望には柔軟に対応できるようにしています。 15人の小さな会社ですが、小さな会社だからこそのフレキシブルさはありますね。

短納期のご依頼は「特急」扱いとして、臨機応変に作業順序を変更できる体制を整えています。 限界はありますが、ある程度、お付き合いさせていただくなかで、「今回はどうしても!」というご要望なら、 最大限の努力をさせていただきます。

--- Q お客様対応のこだわり
求められるレベルを正確に把握する。
フェイスtoフェイスのコミュニケーションを大切にしています。これは、面と向かって話し合ったほうが、双方にとって満足のいく結果になることを知っているからです。お客様によって求めるレベルは違いますから、そこは的確に把握する必要があります。当社ができることを知ってもらい、お客様の製品も見せていただき、お互いのことを理解したうえで、どうするのがベストなのかを摺り合わせしながら進めるようにしています。
--- Q 職人教育のこだわり
チームワークと一体感。
「和」をもって仕事をしよう。これに尽きます。一人ひとりの社員は、日々少しずつでもスキルを上げていく努力をする。そして、習得した技術・ノウハウを仲間に伝えていく。
この世界、「俺は俺のやり方がある」という昔気質の職人も多くいますが、当社の社員はみんな仲がよく、全員で精度の高いものをつくっていこうという文化があります。チェック体制一つとっても、前工程の仕事を後工程の社員がチェックするなど、チームとして品質向上に取り組んでいます。
--- Q 今後のビジョン
お客様と世の中のニーズに応えられる会社に。
「少数精鋭の強い会社」が理想です。規模を拡大するつもりはありません。卓越した技術と臨機応変な対応力で、常にお客様から必要とされて、常にニーズに応えられる会社でありたいですね。

プロフィール

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